いぬずと成長日記

ポメラニアンとポメ柴と暮らしてます

イヌはどこまで人のいう事を理解してる?

 

こんにちは、たろすです。

 

ただいまたろすは犬のトレーニングを勉強するスクールに通っていまして、、、

筆記試験やいくつかの課題をクリアしたので最後に愛犬と一緒にトレーニングの成果を見せるテストに挑戦しております。

 

いくつか項目があるのですが、その中の一つ

犬を正面に座らせ 「フセ」 (三秒)「オスワリ」(三秒)「ついて」

と指示をして犬がその通りに動けるかどうか 

というテストが、、、だいぶ難航しております。

 

 

皆さんのなかには「フセ」「オスワリ」は分かるけど「ついて」って何?という方もいらっしゃるんじゃないでしょうか

 

「ついて」とは人の横にぴったりとつくことを意味します。

細い道や人、車通りが多い道などで使えると犬の安全を守れる指示になります。

 

そもそも犬のトレーナーさんによるとお散歩中にリードを引っ張って犬を誘導するなんて言語道断。リードはあくまで万が一の命綱であって、犬を人間のいいように誘導するものではないといいます。

 

 

もちろん愛犬家のみなさんが突発的にリードを引いてしまう場面としては、犬が危険な道路に出そうになった!だとか、落ちていたタバコを食べようとしたので制した、だとか

本当はしたくないのにリードを引かざるを得なかったことが殆どだと思います。

 

 

うちにいるイヌもまだまだ精神アカチャンの一歳のイヌは風に舞う落ち葉が大好きで追いかけようと道路に出ようとすることがたびたびあるので本当にそのたびにひやひやしています。

 

「ついて」の指示を完璧に聞いてくれるようになったら、風の強い日も狭い道でも安全に歩けるようになりますね。

 

 

この「ついて」、上記に挙げたアカチャン犬ではないもう一頭の同居犬はマスターしていまして

お散歩中ぴったり横についてこちらを見上げてくれるのがかわいくてしょうがないです。

 

 

この既に「ついて」を教えたイヌとトレーニングのテストを受けるわけですが、テストとしてやるのがなかなか難しい、、、。

そういうのもテストのルールとして

・テスト中は犬を褒める言葉を使ってはいけない

・指示は一回

・名前を呼ぶのも最初一回のみ

・オヤツをつかってはいけない

・誘導は指示語のみを使い手振りなどは禁止  、、、

 

犬のトレーニングをしない方からするともしかしたら別に簡単じゃない?というかもしれないんですが

この途中で「褒め言葉を使ってはいけない」というのがとても難しいです。

 

 

私が習っているトレーニング方法は犬を褒めて伸ばす、といいますか

犬が正解の行動(人間がしてほしい行動)をしたらめっっっちゃくちゃ褒めるんですね。イイコ!すごい!えらい!それー!そうそう!うんうん!とかね。

正直言うなと言われても、もう自動的に声が出ちゃうってくらいほめる体制が染み込んでいるんですね。

 

 

そういう意味で己を律するという点でも本当に難しいな~というルールなんですが、犬からしてみても「正解の行動」をしているはずなのにご褒美(オヤツや誉め言葉)がもらえないというのはとても不安になるし、え?これ?これじゃないの?もらえないならやらないんですけど?という気持ちになるんですね。

 

スクール的にも犬のトレーニング中はご褒美はたくさん使いましょう!という方針なのでこのオヤツを用いないのはテスト中のみに限る話ではあるんですが

テスト中にオヤツ無しでもできるようにトレーニング中も少しずつオヤツをあげる間隔を広くする必要があります。

 

最初は 「フセ」オヤツ「オスワリ」オヤツ「ついて」オヤツ にしていたのを

「フセ」 「オスワリ」 オヤツ 「ついて」 オヤツ

といった具合ですね。

 

それに加えてこのテストでは犬が勝手にフセ→オスワリ→ついての動きをした場合は失格になります。

あくまで人間が指示をして犬がその行動を正しく聞き分けてできるかどうかがポイントなわけです。

 

そのためトレーニング中は「フセ」「オスワリ」「フセ」「ついて」だったりテストとは順番を変えたトレーニングも組み合わせて行います。

 

同じ流れのトレーニングをずっとしていると犬が自発的に先読みをして行動をしてしまうので、それを防ぐためにランダムに支持をするんですね。

 

 

こういったトレーニングをしているとさっきまでできていたはずの「フセ」を突然しなくなってしまうことが多々あります。

単調な作業をずっと指示されてもそりゃ犬も嫌になりますよね。

くわえて夏の外は朝でも暑くて、犬も人間もイライラしてきてしまいます。

(テストは外で行うので外の環境に馴らすために外で練習しています)

 

 

暑さ対策+外の環境に慣れる ということで最近はもっぱらベランダで練習しています。

犬が暑そうにしていたらすぐ室内に逃げ込めますし、お水も好きな時に飲めるように置いておけます。地面も芝生を敷いているので火傷の心配は無し!

人間も比較的心の余裕を持ってトレーニングが出来ます。

 

心の余裕を持ってトレーニングをしていると普段見えていなかった犬の様子が見えてきます。

 

この子は今どう思ったかな?

今、考えて正解を導き出せた!

指示の言葉をこの子はどの点で聞き分けているんだろう

もしかしたら私のこの動作が犬へのサインになってしまっていてとまどわせていたかも

などなどいろんな考えが浮かびます。

 

犬は「聞き分け」ができますがその言葉の意味までは分かりません。

褒め言葉と叱られている時の言葉は、人間の声色、態度や目線、口角などで判断します。

 

なのでたとえば「イイコ」と低い声で伝えても犬は褒められていることを理解できません。

犬がゴミ箱を漁っていたとして人間が「やめて~」と高い声で言っても犬は楽しくなってしまうばかりです。

 

犬は言葉を使ってコミュニケーションを取る生き物ではないので人間がした行動に対する反応を犬のボディランゲージを見て読み取る必要があります。

 

人間から犬に指示をだしてそれを聞いてほしいというのであれば

人間も犬のボディランゲージをしっかりと見てそれを受け取る必要がありますね。

 

自分もまだまだ分からないことばかりです。

いぬたち、これからもよろしくね

 

たろす