フセを一瞬でやめてしまう犬
こんにちは、たろすです。
9月ですね。
9月1日からこんなに分かりやすく秋になることもとても珍しいんじゃないでしょうか。
季節として夏は好きなんですが、暑すぎると出かけるのも億劫だし日焼けもしたくない私にとっては秋、万歳!という気持ちです。
ゆっくりお散歩にいけるのも本当に嬉しいですね。
引っ越しをしたばかりなので、犬に過ごしやすい季節になったらたくさん近所散策をしたいと思います。
通っているドッグトレーナーの学校の動画課題も、夏には日陰であっても暑くて暑くて犬も人間もへばってしまってなかなかスムーズに進みませんでしたが、
涼しくなったのでやる気を出すぞ!と、今日さっそく雨が降る前に課題動画にチャレンジしました。
今日行ったのは、「フセ」(3秒)「オスワリ」(3秒)「ついて」という一連の流れです。
この動画課題の大事なポイントは「人が指示をしてから犬が動くこと」になります。
犬は賢いのでトレーニングを続けるうちに「おっこういわれたから次はこうだな?!」だとか、「これをするとよく褒められるぞ」と人が指示をする前に次の指示を予測して自分で動いてしまうことが多々あるんですよね。
褒められるぞ!と意気揚々に頑張る犬の姿はとてもかわいいんですが、それを全て褒めてしまうとやってるのにどうして褒めてくれないの!と空回りするワンちゃんになってしまう可能性があります。
指示をしたことにしっかりと応えてくれるワンちゃんと褒める褒めないをしっかり分ける飼い主さんであれば、犬も「何をしたらよいかわからない」という混乱状態から「これをしたら褒めてもらえる!楽しいな」と良い成長をすることが出来ます。
褒められようと一生懸命になる犬、指示が分からず失敗してしまう犬、みんなかわいくてつい褒めてしまいたい衝動に駆られてしまいますが
心を鬼にしてちゃんとできたときのみ褒める!を徹底することで犬も何が「正解」なのか理解しやすくなります。
もちろん犬が出来ないことをいきなり教えてできなかったから褒めない ではなにもトレーニングは進みません。
犬が成功できるように誘導をしてあげて、成功できるレベルから教えてあげる事が大切です。
成功体験をたくさん積んで学習していければ犬も褒められてハッピー。
人間も犬を褒めることが出来てハッピーです。
話を戻して動画課題、先述した通り「人が指示をしてから動くこと」が大事なポイントです。
愛犬はオヤツが大好きで、オヤツほしい!!!とトレーニング中は気持ちが逸ってしまうことが多く、指示する前に先回りして行動してしまうことがありました。
この動画課題では「フセ」の指示を出して、犬がフセをしてから3秒その姿勢を維持してから次の指示を出すことが必要になります。
愛犬はもともと屋外でフセをすることが苦手で(おそらく地面の感触が嫌)フセをしても一瞬で立ち上がってしまうことが多々ありました。
指示をするまでフセの体制を維持してもらうにはどうすればいいんだろう、と考え「褒めるタイミング」をずらしてみました。
これまでフセをした瞬間にほめていたところ、フセをして3秒立ってから褒める。
このように褒めるタイミングをずらしてみたところ直ぐに学習してくれてフセの姿勢を維持してくれるようになりました。
フセの姿勢を長時間維持して「そのまま待っていてもらう」ためにはまた別の教え方をする必要がありますが
このやり方で「フセというのは一瞬地面におなかをつけることではなく、次の指示があるまでフセの体制でいること」を愛犬に教えることができたかなと思います。
犬は人間の動きをとても良く見ています。
無意識にやっている行動が犬になんらかの刺激を与えていたりもするので自分を見つめ返しながら犬のトレーニングをすることが大事ですね
これからも愛犬と一緒にトレーニング頑張ります
たろす